OTHER モブ×アイ/邪竜の影×アイ | EstimericWeek/アンソロ
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エスティニアン×アイメリク
ひどく優しい男(2024.12.25更新)
【R18🔒】本当にヤツかと疑うほど、ヤツはベッドの中では優しかった。
光のどけき(2024.9.24更新)
⚠️死ネタ⚠️「アイメリクが、死んだ。」から始まります。病室でアイメリクを看取ったエスティニアン。短いです。
さすらいびと、東へ(2024.5.26更新)
エスティニアンが望海泉を楽しむお話。
溜め息が漏れ出て、肩の力が抜ける。湯の中へ、汗も、疲れも、胸につかえた苦しさも、溶けて流れてゆくようだ。自分を中心に湯の表面が揺れ、波紋が遠ざかった。身体から溶け出したあれこれも、自分から離れてゆくようだった。
大切な話はベッドで囁く(2024.5.19更新)
十二神大聖堂で式を挙げる約束をするエスアイの話。アイメリクから、エスティニアンへ告白した場合。「旅の始まりに」の前のお話。
アイメリクの頬はいまだ熱く、エスティニアンの手はずっと冷たかった。なるほど、火照りをさますのに俺の手はうってつけだろう。そう思い、エスティニアンはアイメリクにそのまま左手を委ねた。
エスティニアンの手には、いろんな匂いが張り付いているという。潮に似た体液の匂い、鼻の奥に粘りつくような油の匂い、アイメリクの香水の柔らかな匂い、といったところだろうか。アイメリクはそれらに鼻を寄せ、私を愛した軌跡だと言った。
あとはゆくだけ(2024.4.14更新)
【R-18🔒】二人がただの「神殿騎士団」だったころ。感傷的になっていたアイメリクは、胸の内を吐露してしまった。後に引けぬまま、初夜を迎えるお話。
私は、憧憬と恋慕を綯い交ぜにしてしまったのだ。お前を抱きたい、もしくは抱かれたいと思うあまりに。
冴え冴えと輝く星は掴めず、蒼天を舞う鳥は籠に入れられない。エスティニアンは、星であり、鳥である。故に憧れ、美しいと思う。私のためだけに輝き、舞ってはくれないかと願ってしまう。
炎より生まれし星(2024.3.12更新)
エスティニアンがファーンデールの惨劇からたった一人、生き残ってしまった日のこと。ジョブクエのアルベリク師匠のお話をベースにして書きました。
もう三日、朝が来ていない。空は星も通さない闇に覆われ、彼方からやってきた飛竜の群勢がイシュガルドの民をなぶるかのように、咆哮を上げては縦横無尽に飛び回っている。
飛竜のブレスで、空も空気も爛れている。その空気の薄さか恐怖からか、大きく息を吸い込まねば、空気を摂取できた気がせず、息苦しい。山道を上がれば上がるほど、息苦しさは増していった。
「今に終わる。神殿騎士様が戦っているんだ」
旅のはじまりに(2024.2.24更新)
エスアイの二人が、とうとう結婚します。久遠の誓いを立てるべく、二人揃って十二神大聖堂をめざすおはなし。
太く尖った棘をもつ荊たちは、我々の行く手を阻むようにぎしりと視界を覆う。そこに倒れた大木のトンネルが無ければ、我々は目的地へ辿り着けなかっただろう。
足元を見ると、荊に乱された陽光が、かすかに地面に光を落としていた。その小さな光にうんと手を伸ばす草花たちは、思わず憧れてしまうほどたくましい。
人の祈り(2023.12.30更新)
星芒祭ミサが始まる前、アイメリクが大聖堂で、エスティニアンを待つお話。
聖トールダン大聖堂の門をくぐってしばらくは、アイメリクは金属扉の近くに立ち、人々の行き交う様子を眺めた。
星芒祭、おめでとう。人々は神学生や修道女らと祝いの言葉を交わして、アイメリクの肩を通り過ぎ、大聖堂の奥へと歩んでゆく。皆の表情は、一昨年よりも、昨年よりも、ずっと明るくなった。
朝陽と共に去りぬ(2023.11.4更新)
【暁月⚠️】齢5x歳になって、アイメリクはやっと肩の荷を下ろすことができた。エスティニアンとともに出立の準備を済ませた、旅立ちの朝のお話。
「そろそろ行くぞ、アイメリク。今なら雲廊も晴れている」
エスティニアンが麻袋を携えると、しまわれた鎧が小気味よくがちゃりと音を立てた。
「まずはモードゥナだな。工房で鎧を受け取ってから行け、だそうだ。タタルも控えておくと言っていた」
「了解だ。ああ、彼女に会うのはいつぶりだろう。彼女は元気か?」
「相変わらずだ。会えばわかるさ」
卵を三つ、トマトを一切れ(2023.10.29更新)
【暁月⚠️】長旅から帰還し、エスティニアンはアイメリクに旅の話を聞かせる。世界を救った槍使いの、一晩の休息のお話。
俺はアイメリクに声をかけた。
「じゃあな、アイメリク。また二年後」
アイメリクの目がハッと開いて、起き上がったかと思うとおろおろとうろたえている。
「ま、待ってくれ。待ってくれ、行くならせめて、いくらか土産をもって行け、すぐに用意するから」「冗談だ」
フィリア、或いはアガペーに似た、(2023.7.16更新)
若かりし日の思い出。ドラゴン族との戦いで負傷したアイメリクは、一週間、神殿騎士団病院へ入院していた。退院し、久しぶりに本部棟に行くと、皆から「男が探していた」と声を掛けられる。
「そういえば、お前とよくつるんでる顰めっ面の銀髪のアイツ、ここに来たよ」
「エスティニアンか。いつ?」
「うーん……四日前くらいか……俺もその時はお前が入院していたとは知らなくて、知らないって言ったらさ」
「そしたら?」
「どうも、とは言ったがな……俺を鋭〜く睨んで、舌打ちよ!」
愛しき子らよ、安らかにあれ(2023.6.28更新)
竜詩戦争・戦後。アイメリクは、エスティニアンの無事を思えば思うほど、眠れなくなっていた。そんな眠れぬ晩のおはなし。
エスティニアン。どうして。乗らなかったのか。
待ってくれ、私の親友が乗っていないんだ。踵を返した親友を見送るように、船が岸を離れてゆく。エスティニアン、いかないでくれ。待ってくれ、だれか、引き返してくれ。エスティニアン、エスティニアン、エスティニアン——
Aimelie Borthayre(エメリー・ボルテール)(2023.5.1更新)
クガネを旅していたエスティニアンの前に、アイメリクと瓜二つの男が現れた。アイメリクとよく似た男と、温泉に浸かったり、ウミネコ茶屋で団子を食べたりするお話。
そういう君は?」
「きみ、」
その呼び名は、懐かしく、遠い響きだった。重ねた時が失われてゆくようで、胸の奥が冷たくなって、凍傷のようにじりじりと焼けていった。『君』と呼ばれていた時期が、ほんのわずかだが、あったのだ。遥か昔、まだ出逢ったばかりの頃のことだった。
逢瀬の終わりに (2023.4.10更新)
【R-18🔒】ラザハンでの初日の公務を終えて、夜。メーガドゥータ宮の自分の部屋で、エスティニアンは望まれるままにアイメリクを抱く。
ランプに照らされた肉体には影が差す。
女のもつ嫋やかななだらかさなど欠片もないのに、なぜ、奴の肉体に目を奪われるのだろう。
火傷しそうな体温が、肉体の豊かなしなりが、欲しい。欲しくて堪らない。
春、遠からじ (2023.2.23更新)
病室を見舞うアイメリク。エスティニアンは、昔話を始めた。——冬来たりなば、春遠からじ。
窓辺に佇む友の耳朶では、変わらず雫の揺籠が集めた光を抱いていた。
そろそろ声を掛けようかと口を開けると、待ってましたと言わんばかりに大あくびが口の奥から追いかけてきた。溜め息のような声に気がつき、男がちら、と振り返る。
「おや、起こしたか……」
ラザハンからの届け物は、アイメリクをたちまち幸福にしてしまう。
冒険者たちの笑顔を間近で見られる日が来るなんて、誰が想像しただろう!アイメリクは鈴を転がしたように笑い声を上げ、ゾウの頭を膝に乗せた。
わかれ/ドラゴンキラーズの祝い酒/或る男の依頼 エスティニアンは相棒に食い扶持について愚痴を零す。
頭のネジをスカイスチール機工房でこさえてもらった方が良いぜ。そんなに見世物になりたけりゃあ、自分がやりゃあ良いだろう、なぁ?相棒。
エスティニアンは戦場跡で、友が雪原を這う姿をぼんやりと見つめる。
「泣くな」
手袋の指先に、奴の涙を吸わせた。じわりと染み込んできた涙は、氷のような冷たさだった。
初めて訪れたエスティニアンの家で、アイメリクはエスティニアンの精神世界を知る。
ここは、彼の心の中なのだ、と思った。私はとうとう、入れるはずのないところへ、足を踏み入れてしまった。彼への憧れと、焦がれを抱いたまま。
母から教わった顔の手入れを、アイメリクは今、エスティニアンのために行っている。
大人になったアイメリクは、生前の養母の言葉を反芻する。化粧台の前に座って、母から習ったように鏡に向き合う。口を薄く開き、自分の唇に視線を注ぐ。蜂蜜に浸した小指の先を下唇の中央に乗せた。
クガネは七夕。エスティニアンは墨を磨り、手紙を認める。友へ宛てた手紙はまとまらず、言葉を紡ぎきれない。
エスティニアンは、薄目を開けた朝陽に横顔を照らされながら、潮風亭の客席の隅で墨を磨る。それは、いつもの帳簿をつけるためではない。珍しく彼は、自分自身のために墨を磨っていた。
キャンプの晩、エスティニアンはアイメリクを誘い出し、「ハルオーネの道行き」を追いかける。
ハルオーネは、まだクルザスの子らを見捨ててはいない。第七霊災で終わらぬ厳冬と救えぬ命の終わりを目にして絶望したクルザスの人々にとって、あの天から降る青緑色のヴェールは、燦然と輝く希望だった。
【ほんのりR-18🔒】一度唇が触れ合うと、劣情が加速して止まらなくなる。
アイメリクは俺の腕の中で身じろぎし、ピアスを外して懐に仕舞った。耳朶に開いた大穴の向こうから、こいつの艶やかな髪が俺を見ている。
アイメリクに摘み取られたエルピスの花は、誰かの想いを拾って色を変えた。
私は花が枯れぬよう簡単な魔法で処置を施した。そうして、ガラスケースに入れて執務室に数日飾った。いつか此処を訪れる者が再び花の色を変えはしないかと、その時を待った。だが、花は誰が訪れても純白のまま、昼も夜も月の如く柔らかな光を見せるのみであった。
【R-18🔒】攻めフェ/私の知るエスティニアンに関する情報を「暁」に提供する時、私の胸は愉悦と幸福、そして一種の優越感のようなもので満たされる。
彼の親指の腹は私の喉仏をゆっくりと擦る。私が堪らず唾を飲み込めば、喉の小さな骨は彼の親指の中で上下した。彼——エスティニアンはうっすらと恍惚の笑みを浮かべ、月明かりを頼りに私の髪をまさぐると、私の唇に噛みつくようにキスをした。
【暁月⚠️】サベネアの夜の海と戯れるエスティニアン。20年分の燃えさしを吐き出すように、溜息をつく。
エスティニアンは空を見上げ、肺いっぱいに溜め込んだ詰まりを「はぁ、」と吐き出した。身体の内に溜め込んでいた燃えさし二十年分の、一日分を掻き出すように。そして、未だ熱を孕んだ砂を踏み締めて、歩いたことのない速度で、波の端まで歩んだ。エスティニアンの横髪を、氷を隠した熱風がもわりと撫でて、通り過ぎてゆく。
教皇庁の地下監房に囚われていたアイメリクを、エスティニアンが救い出す。
4度目の13段目が終わると、今度は右に折れず真っ直ぐ歩くよう促された。再び数え始めてから12歩目を数えたところで急に腕を強く引かれ、左に折れるよう強いられた。後ろ手に嵌められた手枷が手首に深く喰い込んで強い痛みが走ったが、痛いなどと言ってやるものかと息を止めて奥歯を噛み締める。
エスティニアンとアイメリクが、おいしいごはんをたらふく食べるお話。
その時間中に、一通りの処置を受けたエスティニアンが遅れて食堂へ入ってきた。重苦しい雰囲気を一瞬察したような顔をしたが意に介さず、どっかと座って手早く食前の祈りを済ませたかと思うと、見せつけるかのように豪快に飯を食って見せた。あまりの食べっぷりの良さに騎士たちは一斉に顔を上げ互いの顔を確認し、今にも零れ落ちそうな雫を目に引っ掛けたまま、彼に倣って大皿から肉を引っ掴んで掻き込みパンに嚙り付き、水を流し入れた。
【R-18🔒】傷を癒すように身体を求めあうお話。
慰めの言葉は、互いの傷を癒すにはまるで足りなかった。だから「俺達」は、躰を重ねた。
行為に耽り溺れている時だけ、俺達は「常人」になれた。
配達士モーグリの届け物には、差出人の名前がない。木箱を開くと、赤子が手を開いたような色形をした、小さな貝殻が入っていた。
存外疲れていたのか、椅子に深く腰掛け数頁読み進めただけで、すぐに眠気に抱かれてしまった。開け放した小窓から柔らかな風がそよぎ、開いたままの本が風と踊って、ぱらぱら、ぱら、と捲れてゆく。
小窓の端で、コト、と音がした。
「?」
アイメリクの野望に興味をもったエスティニアンは、アイメリクと契約を交わす。
「エスティニアン!」
「デカい声を出すな。入るぞ」
エスティニアンは、扉が開けられるなり、猫がする如くするりと部屋へ侵入した。アイメリクは慌てて扉を閉め、目を白黒させる。エスティニアンが自室を訪ねて来るなど、初めてのことだ。そもそも、フェルウッドでの哨戒任務の帰りに何気なく話した部屋番号を、相手がしっかり覚えていたことに驚いた。
アイメリクとボーレル子爵、子爵夫人の昔話。アイメリクは周囲の噂好きの大人たちに翻弄され、己の運命に気づく。
主教様の落胤たる我は、マーケットさえ好奇の目に晒され自由に歩くのを許されないか。お使いをと母に頼まれた子爵家の少年に浴びせられたのは、薄氷の張った水より冷たい言葉の氷柱で、それは少年の小さな心の臓を貫いた。
